「はじめに」の「性癖に目覚めたきっかけ」からの続きになります。
サシ飲みから帰宅した私はとりあえずお風呂に入り、Y君が言っていた貢ぎ性癖、射精管理について調べてみました。好奇心と行動力は旺盛な方なので(笑)
どうやらかなり深くてマニアックな性癖だけど、意外とそういう人も多いっぽい。。。私も自分の中に何かゾクゾクとした感覚が沸いてきていました。もう少しY君と深い関係になってみたい…と。
そこで次のお休みにお買い物に付き合ってと、私のほうからY君を誘ってみました。Y君は付き合ってくれるとの事。飲み会以外でプライベートで遊ぶのは初めてだったし、これからやろうとしている事を考えると少しドキドキしていましたが、平静を保ちつつしばらくウィンドウショッピングしていました。
いつもは特に目的を決めずにブラブラとする事が多いですが、その日は以前から欲しかったパンプスを『買わせる』と決めていました。私の好きなインフルエンサーが履いているのと同じもので、カワイイけど簡単に買おうとは思えない金額のものです。
私はそのお店に着くと一通り店内をまわり、目的のパンプスの前に行きました。後ろのY君にも聞こえるように「やっぱりこのパンプスカワイイな〜。◯◯◯が履いてるのと同じやつなんだよね♪ 前から欲しかったんだよねー。」と言います。
そして少し間を置いてY君に向き直ります。
少し首を傾けて、目をはっきり合わせて、真顔で「欲しかったんだよねー」と繰り返しました。
Y君はあの時と同じように少し目を見開いて少し興奮したように値札を見て、さらに興奮したようになり、少し間を置いた後「…うん…いいよ…買ってあげる…」と言いました。
私の頭の中でゾクゾクとしたものが駆け巡ります。
私は表情を変えずにたたみかけます。「ん…?買ってあげる…?それじゃあまるで私が催促してるみたいじゃん。」
Y君はさらに鼻息荒くなり「…ごめんなさい…買わせてもらえませんか…?」とうつむき加減に言います。
この時はさすがに私も興奮で少し呆けた表情になっていたかもしれません。。。
「そうなんだ。いいよ。そこまで言うなら買わせてあげる。」と店員さんを呼び、購入することを伝えます。
パンプスを手に入れた後はもう少しウィンドウショッピングをして簡単な食事を済ませ、解散のために駅に向かっていました。
ここでY君をさらに貢ぎマゾに堕とすためにいいことを思いつき、人気の無いところに移動します。私はY君と向き合って「今日は楽しかったねー」と手を差し出します。
不思議そうなY君に私は「ねぇ、さっき私にパンプス買わせてあげたでしょ?Y君のお願い聞いてあげたんだから、なにか無いわけ?」
このときのY君の表情は興奮しながらも少し涙目になり、どんな感情なのか正確には分かりませんでした。ただ、興奮していることは確かなようで、小さく「はっ…はっ…」と息を漏らし、財布に手を伸ばします。
財布から一万円札を取り出すと「パンプス、買わせていただいて…ありがとうございました…」とゆっくり私に差し出してきました。
私は白々しく、「え、なあに?お金くれるんだ?私はてっきり握手して、お礼言ってくれるくらいに思ってたけど、でもせっかくのY君の好意だから受け取っておくね♡」とお金を受け取りました。
そして顔を少し近づけ、「これからは二人の時はmarika様って呼んで?」と囁くと、Y君は少し間を開け、ゆっくりと頷きました。。。